丹波の森づくり

Ⅰ 丹波の森づくり

<丹波の森づくりのはじまり>

山々に囲まれ、上流域の清らかな水に恵まれた自然豊かな丹波地域。この地で、人は集落や城下町に暮らしながら、黒大豆、大納言小豆、山の芋、栗などの特産物を生産しています。また、郷土の祭りに参加し、近くの公園やまちかどで音楽やオープンガーデンなどのイベントを楽しんでいます。

このように自然と人と文化が調和した地域を「丹波の森」と呼び、大切に守り育てていく。丹波地域の住民は、この思いを昭和63年の丹波の森宣言に込め、実践してきました。その結果が日本の原風景といわれ、全国に誇れるふるさと丹波の今のすがたにつながっています。

 

丹波の森づくりのはじまり

昭和63年

6月:「丹波総合開発促進協議会(丹波10町で構成)」が「丹波の森宣言」の起草と「丹波の森協会」の設立に向けて「丹波の森10人委員会」を発足させ、競技を開始

8月:住民代表による100人委員会を開催

9月:「丹波の森1,000人大会(さわやか県土シンポジウム)」で「丹波の森宣言」を採択。併せて民間主体で丹波の森づくりを進める「丹波の森協会」の設立が決議される。「丹波の森宣言」に2万1,616世帯が同意署名

 

丹波の森宣言

丹波の自然と文化は、現在及び将来にわたる住民共有の財産であって、これを維持発展させることは私たちに課せられた重大な責務です。今、私たちはこの責務を強く自覚し、お互いに力を合わせ、自然や文化を大切にしながら、これらを生かした「丹波の森」づくりを次のように進めることを宣言します。

 

  1. 丹波の健全な発展をそこなうような自然破壊は行わず、森を大切に守り育てます。
  2. 丹波の自然景観を大切にし、花と緑の美しい地域づくりを進めます。
  3. 丹波の文化景観及び歴史的遺産を大切にし、個性豊かな地域文化を育てます。
  4. 丹波の素朴さと人情を大切にし、安らぎと活力に満ちた地域づくりを進めます。

 

 

 

<“もりびと”による丹波の森づくり>

丹波の森づくりがはじまって30年。この間、丹波地域では、北摂丹波の祭典 ホロンピア’88から、丹波の森協会の発足と丹波の森大学の開講、ウィーンの森との国際的な友好親善、シューベルティアーデたんばや市民オペラの公演、丹波の森ウッドクラフト展の開催、丹波のむかしばなしの編纂など、さまざまな分野にわたり全県、全国にも誇れる先進的事業が進められてきた。

一方、少子高齢化による人口減少や、自然環境、生活環境の変化により、森や農地の荒廃、伝統文化の継承の難しさ、集落組織の維持困難といった地域課題にも直面している。

これら課題を乗り切り、住民・事業者・行政が丹波地域に誇りと愛着を持ち、自然を守り、生活文化を高揚させ、さらに、丹波地域に暮らす住民だけでなく、丹波地域と関わりのある人々や企業も含めて社会活動に積極的に取り組む人を“もりびと”と称し、「丹波の森づくり」に取り組んでいる。

篠山市、丹波市両市全域に地域住民が参画するまちづくり組織(まちづくり協議会、自治振興会等)が設置され、さらには、周辺地域の大学との連携が進み、多くの大学生が地域のまちづくりに加わっている。

また、平成26年8月の豪雨災害を教訓に、森林の防災機能の強化を目指し、災害に強い森づくりも進められている。

 

 

 

参考写真

<全県・全国に誇れる先進事業>

・北摂丹波の祭典 ホロンピア’88の開催

・丹波の森協会の発足と丹波の森大学の開講

・ウィーンの森との国際的友好親善

・シューベルティアーデたんばの公演

・丹波の森ウッドクラフト展の開催

 

・丹波のむかしばなしの編纂

 

 

<“もりびと”による丹波の森づくり>

・くもべまちづくり協議会「里山工房くもべ」

・上久下自治協議会「恐竜の里づくり協議会」

・福住地区まちづくり協議会「ふくすみ雪花火」

・大学生による地域貢献活動「かいばらいと」

 

 

 

昭和63年 北摂丹波の祭典 ホロンピア’88の開催

昭和63年4月16日 開会式と各地で取り組まれたさまざまな催し

 

 

平成2年 丹波の森協会設立

 

 

平成5年 ウィーンの森13区との友好親善提携

 

丹波の森づくりの実現へ~住民主体の取組

  

 

“もりびと”の活動 里山での活動

 

 

~庭先からはじまる丹波の森づくり~たんばオープンガーデン

 

お寺でジャズコンサート

 

大学等連携による地域行事への学生参加

 

 

大国寺と茶まつり-大田動会